ニュース&ダイジェスト 5~起業家情報センターが、個人向けに加え 法人向けのFC加盟・運営支援事業を開始(日経レストラン/起業家情報センター/井本剛司)

FC(フランチャイズチェーン)の調査、格付けなどを行っている起業家情報センター(東京都千代田区、井本剛司社長)は、個人のFC独立開業希望者を支援するコンサルティングパッケージと、法人・企業向けの支援制度を作り、このほどサービスを開始した。FC専門のコンサルティング事業は珍しい。

 個人向けのパッケージは4タイプ。内容は、加盟前の相談、FC本部の調査(加盟店オーナーの声を含む、調査する本部の数は金額による)、開業後の定期連絡やトラブル相談、同社が開催するセミナーの無料受講など。この基本タイプの料金が20万円で、これに資金調達のアドバイスや帳簿作成サービス、確定申告書の作成、経理に関するコンサルティングを付加したフルサービスのタイプが50万円となる。

 法人向けの支援制度もサービス内容はほぼ同様だが、立地診断を行うこと、加盟後2年以内に撤退することになった場合には料金を全額返済する点などが異なる。料金は200万円。

 また、これらの事業とは別に、FDB(フランチャイズデータバンク)情報会員の拡大を図り、法人会員の募集も行っている。これは、FCにかかわる企業(フランチャイジーや、取引のある食材メーカー・卸など)を対象に、情報交換の場を提供するもので、交流会の実施や会員同士の紹介、コンサルタントの無料派遣などを行う。